これからの動物展示はこれだ! 鯨類のデジタル展示「ライトアニマル」を体験してきました

Light Animal ヴァーチャル水族館 virtual aquarium without animals

去年の11月のイベントを今ごろ紹介ですみません。

先日、NPO法人市民科学研究室の「私のおすすめ3作品 2019年」に寄稿した中で取り上げさせていただきました。

ブログでもご紹介します。

イベント「遊ぼう守ろう クジラ・イルカの海」

2019年 11 月 24 日@港区立エコプラザ
デジタル動物展示「ライトアニマル」とドルフィンスイム・ガイドの草地ゆきさんのお話

デジタル技術による次世代の動物展示システム「ライトアニマル」がすごいと聞いていましたが、これまでなかなか直接接する機会がありませんでした。都内で体験することのできる機会に参加してきました。

「ライトアニマル」は、クジラやイルカが、まるでそこで泳いでいるかのように投影されるだけではなく、「お腹を見せて!」というとお腹を見せてくれるなど、インタラクティブな反応も楽しめる、スグレモノのデジタル展示です。

お腹見せてー!👇

公式サイトはこちら👇

骨格を見せることができる種もあり、学びにもなります👇

この日は、ドルフィンスイム・ガイドをされている草地ゆきさんが、野生のイルカの素敵なお話もしてくれました。野生のイルカが体をこすりつけるようにするラビング(Rubbing、こするという意味)は、親愛の情を示す行動といわれていますが、水族館のイルカではほとんど見られないといったお話が印象に残りました。

そして、「ライトアニマル」の説明。自然な行動も、珍しい行動も再現でき、本当はどんなところで泳いでいるのかも見せることができます。水槽を維持しなくてよく、エネルギー消費等の面からもエコです。野生からイルカを捕まえる必要もありません。

野生下では広い行動域を持つ鯨類を水槽で飼育することは本来無理があり、虐待でもあります。イルカやシャチのショーに代わる技術として、「ライトアニマル」のようなヴァーチャル展示に大いに期待をします。

生きた動物を幽閉することでストレスを与え、観客に不自然な行動を見せ続けている動物園・水族館の在り方に一石を投じることでしょう。実際に触れてみて、そう実感しました。

子どもも大人も楽しそうに、一緒に写真を撮っていましたよ。

推していきましょう🐬🐬🐬

須磨海浜水族園再整備計画では、「オルカラボ」というデジタル展示も計画されているそうですが、どう考えても、それだけにすればいいのにね❕❕と思います。

参考記事

関連記事

5月27日~28日、横浜赤レンガ倉庫で開催された「GREENROOM FESTIVAL'22」で海の生きもののデジタル展示「ライトアニマル」の投影が行われました。クジラやシャチ、イルカたちが自由に、そして幻想的に泳ぐ姿が「ライトアニマル[…]

関連カテゴリ

活動報告ブログ<動物園・水族館カテゴリ> 動物園のページはこちらイルカが本来生きるべき場所は、大海原です。水族館の小さな水槽に入れないで!犬吠埼マリンパークのイルカのハニーの生涯から考える水族館問題[sitecard s[…]

海に生きる動物を水族館に入れないで
アクションをお願いします

署名にご協力ください日本が最大の消費国 ジャコウネココーヒー「コピ・ルアク」の取り扱い中止を求めるアクション[sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/action[…]

活動分野別コンテンツ

活動報告ブログ

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

動物の搾取のない世界を目指して

PEACEの活動は、皆さまからのご寄付・年会費に支えられています。
安定した活動を継続するために、活動の趣旨にご賛同くださる皆さまからのご支援をお待ちしております。

CTR IMG