アメリカ:2022年化粧品規制近代化法(MOCRA)で動物実験の段階的廃止という議会の意思が示される

アメリカでは現在、10州で動物実験された化粧品の販売の禁止をする州法が定められていますが、現在でも連邦法は実現していません。

しかし昨年、 2022年化粧品規制近代化法(MOCRA)を含む2023年統合法が議会を通過し、12月29日、バイデン大統領の署名により成立しました。

残念ながら化粧品開発のための動物実験を禁止することは実現していませんが、このなかで以下のような一文が盛り込まれました。

第3507条 動物実験に対する議会の意思
化粧品の安全性試験のために動物実験を使用すべきではなく、適切な許容範囲を除いて段階的に廃止すべきであるというのが議会の意思である。
議会の意見がこのように示されても禁止が実現してないところに壁も感じますが、州法での禁止も着実に進んでいますし、連邦法の動きにも期待したいです。
日本の規制の考え方はアメリカ追従型なので、アメリカの動きは重要です。

参考ページ

化粧品の動物実験を禁止する国の一覧のページに上記の情報を追記しました。

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