動物実験用の繁殖に使う目的で野生カニクイザルの捕獲許可を出さないよう求めるフィリピンからの署名へのご協力のお願いをしていますが、この件に関し、Asia for Animals Coalitionという動物福祉団体の国際連盟からフィリピン政府に対し、要望書が提出されました。
PEACEも、これに賛同し、連名で提出されています。
レターは上記のページに掲載されていますが、こちらのページに和訳を載せている署名の本文と似たような内容です。
追加されている内容には、以下のようなものがあります。
- 欧州連合(EU)は、野生で捕獲された非ヒト霊長類(ヒト以外の霊長類)をEUの実験室で使用することを禁止するとともに、繁殖目的での野生の非ヒト霊長類の捕獲の廃止を目標に掲げている。すなわち、(EUの実験動物保護指令ではこのように述べられている。)
「野生からの非ヒト霊長類の捕獲は、対象の動物にとって非常にストレスであり、捕獲や輸送中にケガをしたり苦しんだりする危険性が高まる。飼育目的での野生からの捕獲を廃止するために、実験では、飼育下で繁殖された動物の子孫であるか、もしくは自立したコロニーから調達された動物のみを、適切な移行期間を経たのちに使用すべきである。…」 - (人とサルとの軋轢回避のために)例えば、餌を与えることでサルを増やさないようにすることがいかに重要か理解しているため、シンガポールや香港などでは、サルに餌を与え続ける人に罰金を科している。
※()内は翻訳時の補足です。
引き続き、署名にご協力ください。署名のしかたなどの詳細は、下記のページも参照ください。
アクション・フォー・プライメイツという団体とフィリピン動物福祉協会(PAWS)が、行っている署名に、ぜひご協力ください。現在フィリピン国内で1件申請が出ている、実験利用目的での野生カニクイザルの捕獲について、許可を出さないよう阻止するための[…]
追記
その後、12月にも再びレターが出されました。
フィリピンで、野生カニクイザルの動物実験・繁殖目的での捕獲許可申請が今年3月に出ている件で、動物福祉団体の国際連盟であるAsia for Animals Coalition(Afa)が、再びフィリピン政府にレターを送ったとのことです。12月[…]
Erik KaritsによるPixabayからの画像