アメリカでは、種の保存法にもとづく規則が変わり、飼育下のチンパンジーにも保護が拡大されることとなりました。これによって、実験などのチンパンジーの利用については許可制となり、研究は、チンパンジーの保護につながるようなもの等に限られるようになります。
医学目的の侵襲実験は実質禁止となり、アメリカの保護団体HSUSによると、この恩恵にあずかる実験用チンパンジーの数は733人とのことです。
アメリカ合衆国魚類野生生物局のウェブサイトの翻訳を掲載しました。
※追記:
共同通信が許可制になったことを報じている配信記事にも、チンパンジーの保護目的が含まれなければ許可されなくなったことは記載されており、ほとんど実験できなくなることが懸念(これは研究者側に感化された立場かと思います)として書かれています。しかし、ウェブではその部分がカットされた短い記事が掲載されているため、ただ単に許可制になっただけかのような誤解を与えています。