めっちゃさわれる動物園の閉園が決定しました! 2019年1月15日、ピエリ撤退!

堀井動物園のピエリ守山撤決定!

SNSでご報告させていただいている通りですが、堀井動物園がピエリ守山内で運営する「めっちゃさわれる動物園」、来年の1月15日閉園決定です! 2、3日前から、すでにそのように案内されていたようで、昨日、さっそく現地に行ってくださった方によると、下記のような表示がしてあったそうです。

思えば、2014年にピエリ守山リニューアルと同時に堀井動物園が常設施設を開くことになり、しかも名称が「めっちゃさわれる」などというものだと知ったとき、非常に腹立たしく思ったものでした。見知らぬ不特定多数の人間に毎日触られる動物が受けるストレスをどう考えているのか。

そして開園してすぐの頃、ふれあいに出されている動物がかわいそうだという通報が入っており、この時すでに既に滋賀県のセンターに指導を依頼し、最初の情報公開請求をしたりしていました。

今は少し改善しているとは聞いていますが、このころの本拠地の飼育場の写真は酷く(それでも、もっと昔の動画に比べるとマシになのかもしれないですが)、アニマルホーダー的な状態。立入に行って、死体がころがっていたりしないのか?と聞いたところ、死体があることもあったと当時のセンター職員は言っていました。立入の記録に書かれている内容も散々なものでした。

このような管理しかできない事業者がいくらショッピングモールで新しいきれいな施設をつくっても、管理しきれないだろうと当時から思ってはいましたが、関西では、この新しい室内型施設がテレビなどでももてはやされていると聞いて愕然。廃止を求めても大きな動きにすることは難しいだろうと、当時は思っていました。

その後、留学生から「ライオンがガラス張りの狭い設備に入れられている、何とかならないか」といったメールが来たときにも細々と動いたりしていましたが、改善する意思があるような回答もいったんは得つつも、やはりなかなか変わらない難しさを感じました。今思うと、これはサソリの脱走直後であり、ピエリ側からめっちゃさわれる動物園にいったんは立ち退きの話が出たが、施設の改修をすることで何とか出ないですんだらしい…という時期にあたります。

ただ、動物ふれあいの問題に取り組む中で、特に愛護団体が目くじら立てて呼び掛けたりしなくても、飼い主さんたちの間で移動動物園阻止の動きが出てきたりしていることは、光明でした。世の中が変わってきたことを感じました。

そして、去年6月にリオンくんの流血写真がインターネットで広まって以降の動きはすごかったと思います。リオンくんがストレス行動をするようになっていたと知り、申し訳なく思う一方、当会にも200通ほどのメールが来ましたし、堀井動物園の本拠地を見に行ってくださったり、移動動物園も問題視してチェックしてくださる方々も登場。連携して公開質問状などのアクションを起こすことができ、SNSでも問題意識を共有し、賛同したり、アクションを起こしてくださる方々とつながることができました。

動物のストレス行動や扱い方、福祉といったことについて以前より理解が進んでいると感じますし、みんなで力を合わせれば、いったんは動物を客寄せに使おうとした企業の意識を変えられるということがわかりました。めっちゃさわれる動物園撤退は、関わってくださった皆さんの力の賜物だと思います。本当にありがとうございます!

心配なのは動物たちがどうなるかですが、ピエリ守山によれば「動物の移動は、滋賀県の動物保護管理センターの指導のもと、作業を進める」とのこと。

堀井動物園には、まだ他に2つの飼育場があり、移動動物園の事業は残ります。おそらく、この事業のために飼育場に移される動物も多いのではないかと想像はしていますが(ちなみに、新しい動物を入れないよう指導中と聞いていました)、廃業時に適切に動物の譲渡等に努めることは動物愛護法の下でも求められていますので、事業者の責任で適切な行き先を探すよう求めて行きたいと思います。

とりいそぎ、26日月曜日は堀井動物園園長の第3回公判です。また引き続きご報告します。

▼今年9月の様子 撤退はいつ?と書いていましたが、実現することに。動画の補足などはこちらのページに載せました。

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