ここのところ活動自体は忙しいのですが、なかなかご報告ができておらず、申しわけありません。最近出したパブリックコメントについて、要点のみご報告をさせていただきます。いずれも間際の対応になってしまい、事前にサンプルのアップなどができておらず、申しわけない限りです。
●食品の新たな機能性表示制度に係る食品表示基準(案)についての意見募集に意見送付
(9月26日締切)
要点:
- 安全性に関し、新たに動物を用いた安全性試験を求めることは倫理的・科学的に誤りであり認めるべきではない。動物と人間の間には種差があり、新しい制度で採用できるのは、ヒトのデータのみとするべき。また、そもそも人類にとってまったく食経験のないものは食品か?
●川崎市愛護センターパブリックコメント(既にリンク切れ)に意見送付
(9月26日締切)
過去にふれあい用動物のバックヤードでの飼育状態がよくなかったこと(設備等がそれ向きとなっていない等)が気になっていたので、現状について話を聞き、以下の意見を送付。
要点:
- ウサギ・モルモットなど小動物のふれあい教室を廃止している現在の方針を支持。行政がふれあいを行っていては、業者に対し示しがつかない。
- 動物園についての記載があるが、そもそも野生動物の飼育は不適切との認識に立つべき。野生の生態をいかに動物園が実現できていないかという教育であればよいが、動物園を是として宣伝となるような活動にならないよう留意してほしい。
- 動物関連企業についても、中には可愛さ優先で動物福祉に配慮しない製品をつくっているところなどもある。適切な連携を。
- 収容動物の譲渡へ向けた取り組みを今後も。
●酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針・家畜改良増殖目標等改訂へ向けた意見募集に意見送付
(9月30日締切)
要点:
- 家畜福祉の諸課題、特に放牧推進に取り組むべき。
- 業界が農家に求めている乳脂肪分の高さを低く改めさせること。
- 補助金を放牧推進の方向に重点的に配置する。
など。
●「養豚農業の振興に関する基本方針」の検討における国民の皆様からの御意見 ・御要望の募集に意見送付
(9月30日締切)
要点:
- 放牧を基本とした養豚への転換と、その方向性での補助金の配置。
- 肉の廃棄率が高いことを改める目標値。過密度を下げる。
- 繁殖母豚のクレート飼育廃止へ向けた取り組み
など。