動画に特化したソーシャルネットワーキングサービス「TikTok」が新しいコミュニティガイドラインを公表し、2023年4月21日から運用が開始されています。
このなかで、動物虐待に関するポリシーも更新されました(下記参照)。
PEACEも参加する Asia for Animals Coalition(AfA)によれば、この更新は下部組織であるソーシャルメディア反動物虐待連合(SMACC)やその他の動物保護団体との対話・情報交換をもとに開発されたとのことです。
TikTokの新しいコミュニティガイドラインには、 6 つの新しい主要セクションが設けられました。その中に 「慎重に扱うべきテーマと成人向けテーマ」のセクションがあり、「動物虐待」がサブカテゴリとして 設けられています。
どのような種類のコンテンツが動物虐待としてみなされるのかは以下の通りですが、ご覧の通り、このガイドラインには、絶滅危惧種由来の製品を含む規制商品の取引に関するものも含まれます。たとえば、象牙製品の販促につながるようなものは、アップできないということになりますから、見かけたときは運営側に報告しましょう。
虐待コンテンツは、動物やエンターテイナーとして使用される動物に対する最も極端で残忍な拷問や暴力から、野生動物をペットとして飼うという、一見「よい」ことに見える行為まで多岐にわたります。特に後者については、この新しいガイドラインでは対応できていません。
虐待コンテンツは依然としてオンラインで見つかるため、SMACC のソーシャル メディア プラットフォームに対する取り組みは継続されるとのことです。署名も閉じられていませんので、引き続きご協力をお願いします。
動物虐待コンテンツをなくすために[sitecard subtitle=関連記事 url=https://animals-peace.net/law/animalabuse/smacc-reports2022.html target=][…]
慎重に扱うべきテーマと成人向けテーマ
最終更新日 2023年3月版 より抜粋
私たちは、プラットフォームが文化や地域の違いを超えて動物を尊重し、動物が私たちの暮らしを豊かにしてくれるあり方を歓迎しています。動物虐待、残虐行為、ネグレクト、取引その他の動物搾取は許可しません。
詳細情報
許可されないもの
・動物の戦いのやらせを含む、動物の屠殺、切断、虐待
・栄養不良などの、動物の虐待とネグレクト
・分解された、切断された、黒焦げの、焼かれた、または重傷を負った動物の身体部分
・明確な法的許可のない野生動物の狩猟(密猟)
・動物と人間の間の性行為(獣姦)
・ゾウの牙、トラの骨、サイの角、ウミガメの甲羅から作られた製品や医薬品などの、生きた動物のすべてと絶滅の危機にある動物の部位の取引の促進
許可されるもの
・バーベキューチキンの脚など、食品に関連する動物の身体部分
・動物虐待についての意識を高める教育的コンテンツまたはドキュメンタリーコンテンツ(動物虐待の生々しいコンテンツが含まれていない場合に限る)
関連情報
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