【書籍紹介】トム・レーガン『動物の権利・人間の不正』

動物の権利・人間の不正
トム・レーガン著 井上太一訳
緑風出版

「動物の権利」(アニマルライツ)の概念の確立させたトム・レーガンの著書の和訳が、今年発刊されました。

トム・レーガンが書いたものは、日本語では、ピーター・シンガー 編『動物の権利』の和訳のなかで短文の論考が読める程度で、アニマルライツ哲学 にとって基本文献とも言える”The Case for Animal Rights”の日本語訳は出ないままでした。

トム・レーガンの著作の初邦訳出版となったのは、同書から20年を経て、動物の権利思想についてよりわかりやすく解説された『動物の権利・人間の不正』です。

動物たちが痛めつけられ殺されていく現代社会の現実に触れつつ、これまでの道徳理論の成り立ちや、その限界、人間の権利の概念の発達について述べ、動物の権利について考え及ぶことの必然性について概説しています。

長い間、日本では動物の権利といえばピーター・シンガーの名前さえ出しておけばよいという風潮がありましたが、実際にはそれだけでは不十分です。
一般人か学者かを問わず、動物の権利に関するトンデモ解釈が飛び交う日本ですが、トム・レーガンの訳書が出たことを契機に、この概念を用いて動物たちの苦境を解消することについて、理解が深まることを願っています。
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