環境省が毎年「動物愛護管理行政事務提要」という冊子を出しています。今はデータをすべてオンラインで見ることができ、いわゆる自治体の殺処分数の統計なども載っています。
その中で、平成27年度版(データは平成26年度のものが集計されている)から、「特定動物の飼養保管に対する行政による命令、立入検査、許可取消数、告発件数(都道府県・指定都市) 」というページが登場しました。
見てみると、立入は各自治体かなりの件数を行っているのですが、許可取消は3年間でゼロ。
ただし、命令と告発のみ、少し数字が立っていました。ほとんどが個人情報保護のため公表されていないので内容は不明ですが、告発する自治体もある中、滋賀県はどうして無許可飼育者に対して許可を出してしまうのでしょうか?
許可飼養・保管(法第45条違反)告発件数
平成28年度 1件 熊本市 ※公表なし
平成27年度 2件 福島県・熊本市 ※いずれも公表なし
平成26年度 0件
命令件数
平成28年度 0件
平成27年度 1件 大阪府 ※公表なし
平成26年度 1件 長野県 ※公表あり須坂市動物園のクマの件でプレスリリース
※追記(注意事項!):
この統計は、あくまで自治体が違反事実を把握した場合のうち、命令を出したり刑事告発を行ったりした事例の数の統計です。
当たり前ですが、自治体ではなく警察が犯罪事実を把握した場合は、逮捕されたり書類送検されたりしたことが警察発表されてきています。そういう事例の数は、ここには載っていません。