泉佐野の柴犬密輸ブリーダー初公判 不正な輸出は繰り返されていた 第2回公判は10月4日

  • 2022年10月3日

輸出の際の証明書を偽造した容疑で逮捕された大阪・泉佐野市の柴犬ブリーダーの裁判が、8月16日、大阪地方裁判所新館334号法廷で行われました。

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初公判を傍聴してくださった方からの情報では、内容は以下の通りでした。情報提供を、大変ありがとうございます。


初公判は、8月16日、午後1時半開廷。

人定質問では、被告人は、職業を「ブリーダー」と発言。このとき、既に保釈中でした。

令和3年6月15日、ブルガリアへ輸出する柴犬2頭について、大阪市内で開業する獣医師名義の健康診断証明書を偽造し、それを動物検疫所に提出して偽造私文書を行使したことで起訴されていました。

罪名及び罰条は、偽造有印私文書行使(刑法161条1項・3月以上5年以下の懲役)です。

本人は、「間違いありません」と起訴事実を認め、弁護人も被告人と同意見としました。

冒頭陳述では、被告人は平成25年頃からブリーダーであり、不正な輸出を繰り返し行ったことが述べられました。

検察官側が出した証拠には、偽造した健康診断証明書の提出を受けた職員の調書、2021年5月に接種した旨の捜査報告書、犯行場所を特定する捜査復命書、動物病院のゴム印・獣医師名の印鑑、健康診断証明書の印影と印鑑の対比、獣医師の調書、動物病院の看護師の調書、被告人の身上経歴、犬を輸出する手続の流れの説明、健康診断証明書の作成方法、輸出先相手国の条件、戸籍、前歴照会などがありました。弁護人は、すべて同意しています。

獣医師によれば、誰が診察しても本人名義で発行しており、ハンコは動物病院のもので間違いないとのこと。獣医師は、関わっていないかのような調書の内容でした。

動物看護師は、被告人を知っており、どのように犯行が行われたかというと、被告人が犬は連れずにやってくると看護師が対応し、ゴム印と印鑑を渡して、被告人が動物病院の外で証明書にハンコを押していたのだそうです。この看護師は、被告人の不正をわかっていたような調書だったとのこと。

被告人の身上経歴では、ぎりぎりの生活をしていたことなどが述べられました。

8月下旬に1件追起訴予定があり、これは犬の輸出等に関するもので、これで追起訴は終了します。

9月13日までに請求証拠が弁護人に開示され、次回、弁護側の立証は内妻の情状証人と、被告人質問です。次回で、論告・弁論で結審まで行く予定とのこと。

次回公判は10月4日10時から。初公判と同じ新館334号法廷で行われます。


看護師が印鑑を渡していたことは、驚きました。ブリーダーが不正を行うのは驚きませんが、獣医療業界の責任感の低さに支えられていることがしばしばあります。

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追記

10月25日、判決が出ました。獣医師法違反と偽造有印私文書行使により、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)となりました。

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