ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト(Whale Sanctuary Project)、ボルチモアのナショナル・アクアリウム(National Aquarium)、シーライフ・トラスト(SEA LIFE TRUST)のメンバーが執筆した査読付き論文が、今年5月、著名な科学雑誌PLOS Bioに掲載されました。
そのタイトルは「Accredited Ocean Sanctuaries for Transforming Captive Cetacean Care(鯨類の飼育を変革する認定海洋サンクチュアリ)」です。
この論文は、マリンパークや水族館における鯨類の福祉に対する懸念の高まりを受けて、飼育下の鯨類のための、海洋ベースの保護区の必要性が高まっていることについて解説しています。
海に放すことができない飼育下のイルカやシャチを再びどこかに収容しようとする政府や組織にとって、何百万年もかけてクジラやイルカが適応してきた自然環境をより忠実に反映した、海洋をベースとする鯨類保護区のほうが、コンクリート水槽より、より良い選択肢であることが提言されています。
論文
Marino L, Vinick C, Foster K, Foster J, Hicks R, McGrath G, et al. (2025) Accredited ocean sanctuaries for transforming captive cetacean care. PLoS Biol 23(5): e3003166. https://doi.org/10.1371/journal.pbio.3003166
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