新日本科学の虐待内部告発に対し、愛護行政が調査を行っていました

昨年公開した「新日本科学米国法人の実験用サル死亡等に告発状~全文翻訳up!」の記事の中で、ニュースサイトハンターの記事をご紹介しました。

日本の新日本科学でも動物虐待が行われていたという内部告発についてです。(下記囲み参照)

この件について、鹿児島市の動物愛護担当部署に確認したところ、記事の出た2012年当時、市として新日本科学に聞き取り調査を行っていたことがわかりました。

虐待の事実は確認できないまま終わってしまったそうですが、動物実験施設の虐待疑い事例に対し、自治体の動物愛護担当部署がアクションを起こしていたことが確認できました。

厚生労働省も文部科学省も、「実験動物の取扱い(愛護・福祉)については環境省」と、この10年間言い続けています。そして、動物愛護法の実務は自治事務となっています。

ですから、動物実験施設での動物の不適切な取り扱いに対し、自治体の動物愛護担当部署が関与するのは、現在の仕組み上は当然のことです(この事例は、むしろ関わるべきは警察ではないかとは思いますが…)。法律も当然、これを前提とした強化が必要になります。署名にご協力をお願いいたします。

元記事に、この件について追記をしました。

再掲

 ある元正社員によれば、動物実験が行われていたのは鹿児島市内の本社内。動物ごとに分かれて製薬会社から依頼を受けた実験を担当し、実験が終了した時点で実験用動物を処分していたという。
 この殺処分にあたり、会社幹部が生きたビーグル犬の皮を剥いだり、いきなり首を切断するなどの行為が行われていたと告白。いまだに悲しそうな犬の目が浮かんでくると語り、取材を受けるかどうか直前まで迷ったと苦しい胸のうちを明かした。
 事実なら明らかな動物虐待である。

(太字は当会)

アクションをお願いします

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