業者が動物を逃がすと行政はどう対応するか ヤマアラシの事例

堀井動物園で検索すると、2013年5月にヤマアラシを逃がした記事が出てくると思います。これは結構知られた話でしょう。

しかし、堀井動物園は実は今年の年5月にもヤマアラシを逃がしています。滋賀ローカルでは報道されました。

9月のイオンモール各務原での移動動物園のときにヤマアラシを連れて来ていたので、保健所の方に「台風が近づいているが(強風などで)逃がしたらどうするのか」と伝えました。「過去に2回逃がしたときは、警察から市役所から総出で大変でしたよ」と。

その行政側の対応の経緯がわかる資料を準備していたのですが、幸いイオンモール各務原での移動動物園は中止になり、送らないままでした。

ヤマアラシは特定動物ではないですが、やはり「針」があるので市民の安全を考えた対応がされていると思います。行政がどれくらい大変になるのか、ご参考ください。

2013年の脱走時の記録

2017年の脱走時の記録

※スキャンが上手くできず、読みづらくて申し訳ありません。

※文中に、イベント・コンサルなどを行う「株式会社ぷらんと」の名前が出てきますが、今年6月にここから独立して会社を作ったのが「株式会社正べや」の代表取締役です。現在は堀井動物園の営業・広報関係は「正べや」のほうに移っています。イオンモール京都桂川やイオンモール常滑の出展主催者も「正べや」でした。
ちなみに、ハリネズミを真冬に屋外展示して炎上したお台場の移動動物園を主催した「サニーカラー・ジャパン有限会社」も「株式会社ぷらんと」の関連会社としてウェブサイトに記載があります。

ちなみに、ヤマアラシは、これまた羽村市動物園(正確には羽村市動物公園)からと書かれていたので、また同園に確認しました。

その結果、同園から堀井動物園に行った個体がいるかどうかはわからなかったのですが、ヤマアラシの一覧をいただきました(下図参照)。動物商に出ている個体が、やはり結構います。あのシマウマのアカリを市原ぞうの国にやると言いながら堀井動物園に渡した吉川商会の名前もあります。(怪しい…)

いろいろ疑念はわいてきますが、問題は、堀井動物園は自分のところのヤマアラシを「アフリカタテガミヤマアラシ」と言っているのですが、羽村市動物公園のヤマアラシは「インドタテガミヤマアラシ」であることです。だからやっぱり、由来は違うのかもしれないです。

この2種のヤマアラシは似ていて、アフリカのほうが若干大きい(長い)など違いはあるのですが、堀井動物園のヤマアラシは見に行けるところにはいないので、確認はできていません。

◆野洲の堀井動物園第二飼育場

今年、ここから逃げました。


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