猛暑日が続いています。
この時期いつも、炎天下の熱せられたアスファルトの上を歩かなければならない盲導犬たちのことを思います。
盲導犬については、元ボランティアズの方々が作成したチラシを配布させていただいたこともありますが、そもそも必要なのだろうかということをもっと深く考えるため、ガイドヘルパー(視覚障害者の同行援護を行う従業者)をされている方から、このたび寄稿をいただきました。
今回は、2014年にガイドヘルパー養成研修を受けた際に書かれたレポートになります。現在も内容はほぼ同じとのことですが、変更があったところなどに一部注釈をつけました。
ぜひお読みください。
また、過去の投稿ですが、アイメイト協会が国際盲導犬協会(IGDF)を脱退しているようだと書いていた記事に、正確な脱退の時期などを追記しました。アイメイトはIGDFの訓練法改善勧告を受け入れられず、脱退せざるを得なくなったと考えられます。
ちなみにですが、アイメイト協会は、子犬時代の飼育奉仕を行ったパピーウォーカーが、その犬が盲導犬となって引退した後の飼育を希望しても、ユーザーに繋ぐことは決してしないそうです。何人ものパピーウォーカーが引退後の飼育を希望していましたが、かなわず終わっています。育てた子犬はとてもかわいいものです。里親に出した仔犬の保護犬も、何かあったらいつでも帰ってきていいよと思いますから、パピーウォーカーの方々も同じだと思います。協会の対応を冷たいと思わざるを得ません。
記事等に、引退後にパピーウォーカーに託すような話が出ていますが、アイメイトの場合は、パピーウォーカーが自力でユーザーを探し出し、直接交渉したものではないかと思います(文面からもそう考えられます)。アイメイト協会の場合は、犬はユーザーに所有権が移っているので、だれに託すかの決定権は、法的にもユーザーにあると考えられます。日本盲導犬協会等、他団体は、犬は貸与です。