あの高級ファッションブランド、シャネル(CHANEL)が、とかげ革、わに革、蛇革などのエキゾチックレザーの使用を廃止する方針を明らかにしたとのこと! PETAが報告しており、報道もされています。
毛皮に比べて取り組みが遅れている皮革についても、高級ブランドが取り組みを始めたのは画期的です!
日本のシャネルのカスタマーケアにも聞いてみたところ、日本でも同じ対応だそうです。これも素晴らしいです。
日本語サイトでの方針の公表等は未定とのことでしたが、いま日本側でも聞いている方針としては「食用に殺されたもの以外は使用しない」とのことで、クロコダイル、アリゲーター、リザード、パイソン、オリラグ(ウサギの品種のひとつ)の毛皮も扱わないそうです。
報道では、すでに該当商品は公式サイトから削除されているとあったので、日本のサイトも見てみましたが、既に載っていないのではないかと思います。(カスタマーケアの人も見てくれて、ないようだと言っていました)
もちろんビーガンブランドになってくれたら最高!ですが、既存高級ブランドとしては、皮革にも踏み出した点で大きな一歩です。
報道では、「高品質のレザーを倫理的な方法で入手することが困難になっている」(AFP)ためとありましたが、2013年ヘビ年の年頭ブログでもご紹介した通り、例えばヘビの殺し方は、マレーシアは断頭、インドネシアは頭部打撃による脳の破壊(撲殺)、ベトナムは窒息で行われており、窒息は特に苦しいとの報告が出ています。
最も推奨される方法でも撲殺になってしまうという現実から、「人道的な」(苦痛の少ない)製造は不可能と言えるでしょう。
ワニ革のためのワニの飼育も過密で不衛生な状態であり、殺して皮を取る際の残酷な処理方法について、PETAなどが指摘していました。
また、ファッションブランドがエキゾチックレザーの高級なイメージを煽った結果、希少種を含む野生動物が消費され、密猟が横行するというのは、本来望むところではなかったでしょう。
爬虫類にも及んでいる点で、シャネルの決定は画期的だと思います。