テレビ大阪はエキゾチックアニマルの展示即売会をまだやるらしい

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レプタイルズフィーバー 爬虫類 エキゾチックアニマル 展示即売会

先日、「テレビ大阪にエキゾチックアニマルの展示即売会を廃止するよう求めよう」の投稿をしましたが、なんと8月8日~9日開催の次回告知が公開されました。既に出展申し込みは終了しています。まだやるのか!と大変驚きました。

今回の出展規約を見ると、前回までは、売ってはいけない動物は天然記念物だけでしたが、今回は下記のような表記になっています。

4.生体販売に関する取り決め① 各出展者は、出展承認後に送付する出展コンテンツ連絡表、動物取扱業実務従事証明書(生体販売をされ るスタッフの方全員分)を必ず期限までに提出することを出展の条件とします。
(未提出の場合は、出展出来ません。)
② 販売以外の方法(記念撮影等)で金銭を得る場合は、各自で大阪市の動物取扱業・展示業の許可を取ってく ださい。
③ 展示販売方法は、動物愛護の精神に則ったものとします。
④ 特定危険動物を販売する場合は事前に動物博実行委員会までお問い合わせください。
問合せ・手続きを行わない生体を展示・販売することは出来ません。
⑤ 特定危険動物に指定されている動物を販売する場合は、法令を遵守した展示を行ってください。
(その手続き及び費用は各自でご負担ください。)
⑥ サイテス1種に関わる生物の場合は、登録証を必ず提示すること。
⑦ 外来生物法などを犯す生物の展示・販売は一切出来ません。
⑧ 天然記念物の生体は、繁殖個体、海外からの輸入個体、逆輸入個体、ハイブリッド個体、以上のどの例 においても、展示・販売は出来ません。

いろいろ不思議な表記があります。はっきりいって言って、動物の販売に詳しくない素人が運営しているでしょう。

「特定危険動物」って何でしょう? おそらく動物愛護法で指定されている「特定動物」のことかと思われますが、事務局へ連絡をすれば販売はできなくないようです。

特定動物は、既に6月から愛玩飼養が禁止になっているのに、一般人も来るイベントで売るのは、どうなんでしょうか。もちろん動物取扱業者相手に売ることはできますが、既に許可を受けている業者しか連れて帰れないのに、イベントでわざわざ? まあ特定動物が販売禁止になっている他のイベントでも、裏で業者同士では取引しているそうですが、堂々と売ってよいのはどうなのかと思います。

「サイテス1種」というのもイマイチな表記ですが、CITES付属書I掲載種のことでしょう。(I類とかI種とか、俗には使われますが、正式な呼称ではないです)

そして、「登録証」じゃなくて「登録票」ですね。どうせなら「国際希少野生動植物種登録票」と正式名称を書いたらどうなのか、と思います。わからない人はいないでしょうが、漢字が間違っているので、何のことかしらばっくれられたら嫌ですね。

また「外来生物法などを犯す生物」という表現も微妙です。現時点で法律違反のものが不可というのははっきりしていますが、過去に関税法や海外の法律、国内の条例などを犯して密輸・密猟されたが国内流通については規制がないもの(仕入れて売ること自体は違法ではないもの)が該当するのかどうか、微妙な表現だと思います。

はっきり言ってしまえば、「密輸・密猟の動物、売ってもいいよ、外来生物法は厳しいから止めておいてね」って意味でしょう? そうとしか思えません。

そして、天然記念物については、なぜか細かく出品禁止について書かれています。前にも書きましたが、なぜ天然記念物だけなのか、本当に不思議。国内外の生態系にダメージを与えている希少種等の密猟・密輸をどれだけ抑制するつもりがあるのか疑問な規約です。

まだ出店者リストは出ていませんが、どれだけ本気で問題業者を排除するつもりがあるのかも、見ものです。マスコミが密輸業者を儲けさせたら大問題ですから。

さらに、「展示販売方法は、動物愛護の精神に則ったものとします」とありますが、これも一体どれだけ効力があるのか。そもそも動物愛護の精神があったら、展示即売会に出店などしないのでは……

新型コロナウイルスは野生動物由来と考えられており、密猟による乱獲や中国への密輸が問題になっているセンザンコウが中間宿主である可能性も指摘されています。生物多様性の破壊と共に、今後も動物由来の新興感染症は出てくるだろうと危機感が持たれているさなか、野生動物の消費をマスメディアが推進しているのは、本当に疑問です。

また、大阪市は法律の運用として、常設施設で業を営む第一種動物取扱業の登録に関しては立入りが済んでから登録番号を渡すのにも関わらず、イベントの場合のみ、広告ができなくなるからという理由で業者に便宜をはかり、立入りが行われる前に登録番号を渡してしまっています。これは、法律に明確な定めがないため、自治体ごとに運用を決められる部分です。

今回については、前回が新型コロナウイルスの影響で中止だったため、行政手続き全体に便宜が図られており、前回分の登録が流用されていることもあるそうですが、本来、立入り前に登録してしまうのはおかしいと思います。常設施設と同じ運用で登録を行うのであれば、立入前に登録番号は出ず、生体を販売するという宣伝を事前に行うことはできないはずです。

実はこのことについても、法律改正の働きかけの中で、必ず立入りで実際に図面と現地が同じであるか確認してからでないと登録できないように改正してほしいと何度も訴えましたが、実現しませんでした。

法律も緩いですが、テレビ大阪の問題意識のなさはもっと疑問です。引き続き「レプタイルズフィーバー」廃止を求めていきたいと思います。

(今回、「開催の実施可否を見極める為、当イベントの訴求広告を昨年に比べ大幅に減らしております。」との記載もありますが、おそらく新型コロナウイルスによって開催できなくなる可能性も考えての記載だろうと思います。広告が減るだけでもうれしいですが……やはり廃止が妥当だと思います。)

意見送付先

テレビ大阪
メールフォーム:https://www.tv-osaka.co.jp/corporate/contact/
電話:06-6947-7777(代表)(平日10:00~18:00)

テレビ大阪 事業局
〒540-8519 大阪市中央区大手前1-2-18 テレビ大阪株式会社
TEL:06-6947-1912(平日10:00~18:00)
FAX:06-6947-1941

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出店者リストを見て驚いたので、ツイートしました。

追記

開催当日の様子を関西の方に見てきてもらいました。こちらにもまとめました。

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