環境省が「アカミミガメ対策推進プロジェクト」を公表 殺処分も…

先日、環境省が「アカミミガメ対策推進プロジェクト」を公表し、2020年をめどに輸入を禁止することなどが報道されています。輸入禁止まで5年もかかるのでは遅い!というのが実感ですが、流通調査も行うとされており、いよいよ動き出すという印象です。

しかし、「対策がとられた状態」のイメージ図(下図)に掲載されている通り、飼えなくなった人たちからの、いわゆる引取り殺処分も検討課題になっています。

にもかかわらず、未だ販売を続ける動物商は、「ミドリガメ今が買い!」などとブログに載せている始末! 反省の弁なしです。
ミドリガメをまだ売っている動物商

これまで、さんざん生態系への影響が問題視されてきたにもかかわらず、販売を自主規制もしなかったペット業界は、命に優しい業界と言えるのでしょうか? 社会的責任を果たせず、時代に乗り切れなかった日本鳥獣商組合連合会(日鳥連)が消滅の憂き目にあうのも当然のことかと思います。

環境省によれば、まだ対策の具体的な検討はこれからとのことで、下記の点について要望を行うことを考えています。

  • 第一段階となっている「国外からの導入のストップ」を、直ちに行う。
  • 環境省動物愛護管理室及び全国の自治体の動物愛護行政とも連携した販売実態調査を速やかに行い、販売禁止についてもできる限り早い時点で行う。
  • 亀用フードを販売している会社や、これまでミドリガメを販売してきた動物取扱業者とも連携し、実際に飼育している人に情報が届くような「捨てガメ=ゼロ」と「終生飼養」の対策をとる。
  • 引取り殺処分だけではなく、犬や猫と同じように一般譲渡ルートも検討する。つまり、他の飼育者から譲り受ける場合は新規飼育もできる制度とする。ただし繁殖は規制をかける。
  • 駆除については、卵の状態の時期に行える方法がないかどうかも研究する。
環境省意見送付先は……
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
電子メール:shizen_yasei@env.go.jp
FAX:03-3581-7090
▼「【資料2】アカミミガメを取り巻く状況(現状と課題)」より
アカミミガメ対策後イメージ図
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