先週、環境省が全国の野生下で生息するアカミミガメ(ミドリガメ)の生息数の推計値を公表しました。
その数、何と800万匹。
もちろんすべての生息域を精査できるわけではありませんから、統計モデルをつかった推計ですが、長年、ペット業界が自粛もせずにモラルなき販売を続けてきた結果がこれです。
環境省では、アカミミガメ対策推進プロジェクトを立ち上げていますが、ペット業界の責任はこのまま問われないのでしょうか? 殺されていくのは、罪なきカメたちです。
また、環境省では、終生飼養を呼びかけるポスター・チラシを作成したそうです。とてもかわいいイラストが使われているので、捨てることを考える前にこれを見て「うちのカメかわいいよな」という気持ちを思い起こしてほしいなと思いました。
請求するともらえるそうですので、ぜひ活用しましょう! 詳細は下記のリンク先をごらんください。
そのほか、「カメの観察会をしよう!ピクチャーカード」や「かめぐるみ」も開発したそうです。
当会でも、ミドリガメ売るのはもうやめて!活動を継続中です。まだ販売されているのを見かけましたら、ご一報ください。
最近も、あるスーパーマーケット系ホームセンターでミドリガメが販売されているとの情報をいただき、要望をしたところ、「生体業者を、早い段階で集めて、販売を中止していくよう要請する方向性で検討しております。」とのご回答をいただきました。中止が確認できましたら、またご報告いたします。
皆様から、環境省のチラシなどを使って、「もう売らないで」の声を伝えていただくのも有効だと思います。
まずペットショップから根絶させましょう。