2019年、スナネコの輸入は5回29匹も! STOPペット化&アニマルカフェ!

消費される「砂漠の天使」、スナネコ

2019年にスーダンから野生捕獲個体が輸入されてしまい、珍しさや可愛さから話題にのぼっているところが目につくようになってきた、スナネコ。

最初の2回の輸入では、偽造の衛生証明書が使われたことがわかっています。そのうち1回では全頭が死亡、もう1回ではスナネコの全頭殺処分が行われていたことについて、昨年8月、ブログに掲載しました。

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その後、警戒心も強く、本来なら砂漠に暮らすような野生動物を、狭い人工的な環境に閉じ込めてペット化するようなことはあってはならないということについて、かなり世論ができてきていることを感じます。ペット化が密輸を誘発し、コツメカワウソのように野生捕獲が進んでしまうのではないかという危機感も共有されていると思います。

しかし、その一方で、展示施設兼ペットショップである施設や、エキゾチックアニマル販売大手の経営するアニマルカフェ、更には、中止にはなったものの移動動物園にまで、スナネコが登場し始めています。市販のペット用ケージに入れられ、首輪をつけられている写真を見ると、とてもショックです。

ありえないことが進行しています。

2019年の輸入数が判明。5回、29匹も…

去年、ブログに、CITES(ワシントン条約)輸出許可と日本の輸入届出の記録の一覧を掲載しましたが、正確に何頭入ってきたのか、はっきりはわかっていませんでした。

しかし、先日、厚生労働省が2019年の年報を公表したため、正確な数が判明しました。

2019年のスナネコの正規の輸入は、5回、29匹です。(この統計は、年度ではなく、年です。)

生息域や生息数など、野生での状況がまだよくわかっていない希少種なのに、とても多いと感じますが、もしかしたら、不正に輸入しようとして死んだり殺されたりした数と同じくらいかもしれません。

29匹のうち、既に死亡しているスナネコもいる一方、繁殖したと公表している施設もあり、既に国内での正確な飼育数はわからなくなっているのではないかと思います。

(2020年以降分は調査中です)

ペット化を許してはいけない

実は正規の輸入数より衝撃なのは、既に密輸されているスナネコが国内にいることです。もちろん見たわけではありませんから、聞いた話ではありますが、確実性は高いです。新型コロナで動物が入って来にくい状況だし…などと思っていましたが、違った。日本のエキゾチックアニマル界隈のえげつなさは、底なし沼です。

いま、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でスナネコとフェネックのアニマルカフェ企画が進行中ですが、どのような理念を掲げていても許容できる形態ではありません。

野生動物の「かわいい」消費に群がる人々のなかには、ホンモノの密輸業者の関係者もいます。害のなさそうな、かわいい小動物好きにしか見えない中にも、動物の敵は紛れています。

ペット化を許さない世論をつくっていきましょう。

▼繁殖し、ペット化できたら300万円で売るとテレビで語った「インナーシティズー ノア」のスナネコ。とても幸せには見えない。

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