1995年以降、実に130頭以上のライオンが日本から中国に輸出された

木下サーカスのライオンについて調べていて、1990年代以降、日本から中国に多数のライオンが輸出されていることに気がつきました。

その数、2018年までで、実に130頭を超えます。

日本側の輸出数の記録では、136頭!(中国側の記録では131頭ですが、輸送途中で死亡したりすると数が合わなくなります)

中国で発展する動物展示業界がバキュームのように日本から吸い取っているのは、イルカだけではない……いったい、どこから、どこに?

輸出の目的は全て「動物園」ではありますが、中国は、伝統的に漢方で用いられてきたトラの骨の代わりに、南アフリカからライオンの骨を大量に輸入し、消費している国です。あまり考えたくはないことですが……ナショナルジオグラフィックの記事をリンクします。

当局によれば、ライオン受難の背景にはアジアのトラの骨人気が関連している。合法なライオンの骨取引が、すべての大型ネコ科動物…

南アフリカ共和国が、合法的に輸出できるライオンの骨の年間割当数をこれまでの800頭から1500頭に増やした。専門家は、違…

一番最近の2014年のみ、環境省が公表している特定動物に関する自治体別統計の推移から、あるサファリパークでかなり数が減っていることが推測できます。つまり、これも、ライオンの赤ちゃん誕生! ふれあい撮影会! ミルクタイム!などが引き起こしている悲劇だと言えるでしょう。

一緒に写真を撮るかわいいライオンの赤ちゃん、成長したらどうなりますか?

日本人も、もっと真剣にこの問題について考え、変わるべきでしょう。

日本から中国へ輸出されたライオンの数

(CITES Trade Databaseより。調べたのは、規制開始から2018年まで)

日本からの
輸出数(匹)
中国の
輸入数(匹)
目的 由来 備考
1995 5 5 動物園 飼育下繁殖
1997 25 25 動物園 飼育下繁殖
1998 0
(備考欄参照)
27 動物園 飼育下繁殖 1999年に計上されていると考えられる
1999 31 4 動物園 飼育下繁殖
2000 13 8
(備考欄参照)
動物園 飼育下繁殖 輸送中の死亡等で数が減ることはあり得る
2001 15 15 繁殖用 飼育下繁殖
2001 27 27 動物園 飼育下繁殖
2014 20 20 商用→動物園(備考欄参照) 飼育下繁殖 輸出時と輸入時で目的が異なって報告されている
136 131
※この表以前には、1986年に、サーカス・移動展示目的でアメリカ生まれのライオンが5頭、日本から中国に渡っているが、国をまたぐ移動サーカスの可能性もあるため含めなかった。(再び中国から出国している可能性があるため)
※由来欄の飼育下繁殖とは、飼育により繁殖させた動物であり、CITES決議10.16において定義される「制御された環境で生まれたか又はその他の方法で産出された標本」の要件を満たすものに限る。

(写真は本文とは無関係です)

 

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